20年後、49%の仕事が
コンピュータに奪われる※と言われています。


20年後、ちょうど今の子どもが大人になる頃、現在の仕事の49%が機械に置き換わる可能性があることが発表されました。
これは、「コンピュータでもできる仕事」に就いている人の仕事がなくなってしまう可能性を示唆しています。
この来るべき未来に、今の子どもたちはどのように備えればいいのでしょうか。
あばれんぼキャンプは次のように考えます。
子ども一人ひとりが持つ能力を最大限伸ばし、規格外の、すなわちコンピュータには到底創造できないことを人と協力しながら生み出す「人間らしい力」を伸ばすことがこの未来に立ち向かう力になるー。

※オックスフォード大学 マイケル A.オズボーン 准教授
 The Future of Employment: How susceptible are jobs to computerisation (2013)

人間には様々な知能がある。

人間には、「知能」があります。たとえば、学校で算数の問題を解けるのはその瞬間、「知能」が働いているからです。体育で走れるのも、図工で作品を作れるのも、友達と仲良くできるのも、ぜんぶ「知能」の働きです。でも、「算数の問題を解く」のと「体育で走る」のでは、全然動きが違います。また「友達と仲良くできる」のが「知能」の働きと言われてもピンと来ないかもしれません。
でもこれ、ぜんぶ「知能」の働きだと言われています。
ハーバード大学のハワード・ガードナー教授は「人間には8つの知能がある」という《多重知能(MI)理論》を提唱しました。
その理論に基づくと、8つそれぞれの「知能」にはそれぞれ異なる働きが与えられていて、そのそれぞれの知能の発達の度合いがその人間の個性を創り出すことになります。 
    

だから今、体験が必要だ!
体験は「知能」をつくる!

では、一つひとつの知能を伸ばすにはどうしたらいいのでしょう。
それぞれの知能の配列には個人差があり一人として全く同じ知能を持つ人はいないといいます。
それぞれの人が持つ「知能」の差をつくるのは次の2つです。
①遺伝的要因 ②環境的要因
あばれんぼキャンプが着目したのは、②環境的要因です。環境的要因とは、つまり〔どのような環境で育つか=どのような体験をして育つか〕ということです。たとえば、親がどんな有名なピアニストでも(遺伝的に音楽的知能が優れていても)その子どもが適切な年齢で音楽に親しみ、ピアノを弾く体験ができなければ、音楽的知能を伸ばすことはできません。
すなわち、様々な体験に接することが、子どもの様々な知能を伸ばすことに繋がるのです。

大人になったときに求められる力は
学校のテストだけでは測れない!

あばれんぼキャンプは、学校の勉強は非常に大切だと考えています。
でも、それが全てだとは思っていません。
一度きりのかけがえのない〔子ども〕の時に、教科書の枠を飛び出し、自然に触れ、友達と揉め、小さなケガをたくさんし、魚を釣り、さばき、食べ、おいしさに歓喜し、自転車に乗り、挫折し、土砂降りの雨に打たれ、雲の切れ間にかかる虹に感動し、湖で泳ぎ、溺れかけ、浮力を感じ、そうやって知を獲得する、成功も失敗も含めた泥臭いホンモノのありとあらゆる「体験」をすることが、8つのそれぞれの「知能」を伸ばし、子どもの可能性を広げることになると考えています。
そしてそうやって獲得した「知能」こそ、その子だけが持つ「人間らしい力」となり、その子を助けてくれるものだと信じています。

「体験」は人間そのものをつくる。
あばれんぼはこれまでも、これからも!


   
キャンプ事業。発達段階や内容によって、6つのシリーズがあります。 キャンプ以外の、さまざまな事業を指します。人材育成から、日帰り事業まで。 企業や行政と、タッグを組んで様々な事業に取り組みます。その手法はさまざま。